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- 上肢の痛み(腕・手・肘)
こんなお悩みはありませんか?
- 肩が上がらない
- 腕を上げたり背後に回したりすると痛む
- 夜間から朝方にかけて肩がズキズキ痛む
- 肘関節の痛みや腕のしびれが続く
- 手の指の付け根が腫れ、朝に強い痛みを感じる
これらの症状は、肩・腕・手の関節や筋肉、神経に関連する病気が原因かもしれません。放置すると症状が悪化する恐れがあるため、早めの受診をおすすめします。
上肢(肩・腕・手)の主な原因と病気
肩の痛み

肩関節やその周囲の組織に炎症や損傷が生じることで起こります。加齢、外傷、筋肉の疲労、自律神経やホルモンバランスの乱れも影響を与えます。
肩の痛みはこんな症状
- 肩が上がらない
- 腕を上げたり背後に回したりすると痛む
- 夜間から朝方にかけての疼痛
主な肩の病気
肩腱板断裂 (腱板損傷) |
腱板が断裂または損傷し、腕を動かす際に痛みが生じます。 |
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石灰沈着性腱板炎 (石灰性腱炎) |
腱板内に石灰が沈着し、炎症と痛みを引き起こします。 |
肩関節周囲炎 (四十肩・五十肩) |
肩関節の炎症により、肩が動かしづらくなる病気です。 |
肩こり | 筋肉の緊張や血行不良が原因で起こります。 |
胸郭出口症候群 | 肩や腕の神経や血管が圧迫されることで、しびれや痛みが生じます。 |
肘の痛み
日常の繰り返し動作や長時間の作業、スポーツが原因で、肘関節や神経に負担がかかり、痛みを引き起こします。
肘関節の痛みはこんな症状
- 腕全体のしびれ
- 握力の低下
- 可動域の制限
主な肘の病気
野球肘 | 投球動作により肘の内側に負担がかかることで生じます。 |
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テニス肘 (上腕骨外側上顆炎) |
肘の外側に炎症が起こり、特に手を使う動作で痛みが出ます。 |
肘部管症候群 (尺骨神経麻痺) |
神経が圧迫されることで、手や指にしびれが広がります。 |
変形性肘関節症 | 肘関節の軟骨がすり減り、痛みや変形が進行します。 |
手の痛み
手や指は日常的に酷使されるため、腱や関節に負担がかかりやすく、炎症や変形が原因で痛みが生じます。
手の痛みはこんな症状
- 指や手の付け根の痛み、腫れ、熱感(特に朝方)
- 手や指の炎症
- 痛みによる可動域の制限
主な手の病気
ばね指 | 指の腱鞘が肥厚し、曲げ伸ばしが難しくなる病気です。 |
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へバーデン結節 | 指の関節が変形して、痛みや腫れを伴います。 |
母指CM関節症 | 親指の付け根に痛みが生じる病気です。 |
ドケルバン病 | 親指の腱鞘炎で、特に手首を動かすと痛みが出ます。 |
手根管症候群 | 手首の神経が圧迫され、手や指のしびれが現れます。 |
なかえびえ整形外科の上肢の痛みに対する検査と治療

当院では、「診る、触る、聴く」を大切にし、患者さまお一人ひとりの症状や状態を丁寧に把握する診療を心がけています。上肢の痛みに対しては、くわしい問診や視診、触診を通じて症状の原因を見極め、最適な治療方法をご提案します。
検査
くわしい問診・診察
患者さまのお話をじっくりお聞きし、症状の経過や日常生活での影響を確認します。また、視診や触診を通じて患部の状態を詳細に診察します。
画像診断
必要に応じて、レントゲン検査をおこない骨や関節の状態を確認します。MRIが必要な場合は、信頼できる他院をご紹介し、より精密な検査が受けられるようサポートします。
治療
当院では、患者さまの痛みや悩みに寄り添いながら、症状の改善と早期の回復を目指した診療をおこなっています。上肢の痛みでお困りの際は、ぜひご相談ください。
保存療法
痛みや炎症がある部位を安静に保つことで症状の改善を図ります。患部を無理なく安定させるための固定具やサポーターの使用を提案することもあります。
消炎鎮痛治療
炎症や痛みを抑えるために、消炎鎮痛薬の内服や湿布薬の処方をおこないます。場合によっては、神経ブロック注射やステロイド注射を実施し、早期の症状緩和を目指します。
運動療法・リハビリテーション

鍼灸師や柔道整復師が個別に指導するリハビリを通じて、筋力の強化や柔軟性の向上を目指します。関節の可動域を広げる運動や姿勢改善の指導などもおこない、日常生活の質(QOL)の向上を支援します。